留学して始めの頃は、慣れない外国語で自分から会話を広げていくことが難しい場合があります。そうすると、どうしても会話の中で聞き役にまわることが多くなりますよね。同じ聞き役でも、相手の話にうまくあいづちを打つことによって、相手は自分の話を聞いてくれていると感じ、会話の盛り上がり方が変わります。
私は留学した当初、相手の言葉に反応するときのボキャブラリーが少なく、会話の中で「Really ?(ほんとに?)」というフレーズをよく使っていました。
「I went to Bali last week !」(先週バリ島に行ったんだ!)
「Really ?」(ほんと?)
「I am a big fan of this actress .」(この女優さんの大ファンなんだ。)
「Really ?」(ほんとに?)
・・・といった感じで、なんでもかんでも「Really ?」のワンパターンでした。
いつも同じフレーズを使っていては、ボキャブラリーは増えません。もっと会話をスムーズにするために、今回は、よりネイティブスピーカーっぽく聞こえるようなあいづちを紹介します。
「That's ~」という表現は相手に同感を示す際によく使われます。
「That's +形容詞」のパターンで色々使いまわしができますね。
最後の「Did you ?」は相手の言っていること繰り返すあいづちです。同様に、
以上のように、相手の言葉に合わせて使えます。
その他にも様々な表現があります。
私が以前、「Really?」を連発していた頃、先生から「何度も繰り返し使うのはよくない。」と注意されたことがありました。何度も「ほんと?」と続けられれば、「この人は自分の話をちゃんと聞いてくれているのだろうか。」と不快な気持ちになりますよね。
また、日本語では「信じられない」という気持ちを込めて「うっそー!」という表現を使う若い方が多いですよね。これを英語に直訳すると、「You are lying !」となりますが、日本語のニュアンスと全く違ってしまいます。英語の「lie」(嘘)という単語は非常にネガティブなイメージの強い言葉で、「You are lying !」というと「嘘つき!」と相手を厳しく非難する表現になってしまいますので、本当に相手に対して、怒りをぶつけたい場合以外、使うのは避けたほうがいいでしょう。
更に、英語では「Oh my God !」「Jesus Christ !」など、驚きを表し、キリスト教に由来するフレーズがあります。現在では宗教的な意味はほとんど失われており、特に信仰心が篤くない人もこのフレーズを使います。ただ、英語に慣れない、無宗教の日本人がこのフレーズを使うことに違和感を覚える人もいるので、やはり「Unbelievable !」もしくは「Oh my goodness !」などにとどめておいたほうが無難です。
あいづちが上手に打てるようになると、ちょっと英語がうまくなったような気がしませんか?(笑)まずは聞き上手になって、たくさんの人とコミュニケーションをとりましょう!そうすれば自然とボキャブラリーも増え、リスニング力もつき、スピーキング力の向上につながっていくはずです!
次回は「一緒にご飯を食べに行こう!」レストランやカフェでよく使う表現をご紹介します。
Name | チハル |
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大学在学中に1年間オーストラリアの大学へ留学。その後、英会話学校へ就職し、社会人を経験したのちに再度ワーキングホリデーで渡豪。帰国後、留学カウンセラーとして、たくさんの留学生の応援をしてきました。現在はエストレリータ所属。
留学中に現地で学んだ使える英語表現をご紹介していきたいと思います!みなさんの留学を少しでも楽しいものにできれば嬉しいです!