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渡航者体験談 / vol.01

他人任せにせずに、自ら英語漬けの環境を作ることで、TOEICスコアが605点から825点に大幅アップ!

期待と不安を胸にカナダ生活が始まった

私がカナダに入国したのは2008年1月、寒い冬の日のことでした。期待と不安の入り交じった気持ちで胸をいっぱいにしながら、バンクーバーの空港に到着したのを、今でも鮮明に覚えています。それから帰国までの10カ月間、時が流れるのはあっという間でしたが、濃厚で充実した日々でした。そんな私の留学生活を振り返りつつ、そこから学んだことを紹介しようと思います。

まず、目標を設定し、そこに近づく道を選択

今回の留学の最大の目的は、語学力を身につけること。具体的には、“TOEICでのスコアアップ”です。なぜかというと、渡航前のワークショップで、「帰国後、日本で就職する際には、TOEICのスコアが高いほど有利だ」と専任スタッフの方に教えていただいたからです。自分としても、カナダでの留学生活の“結果”を何かしら形に残し、今後の人生で生かしたいという思いも強かったので、TOEICで高スコアを残すことを目標に掲げたのです。

そこで、カナダへのワーキング・ホリデービザを取得した私は、バンクーバーへと旅立ちました。語学学校を決めたのは、現地に着いてからです。気になる学校を3校ほど見学した後、日本人スタッフの対応が良く、イングリッシュ・オンリー・ポリシーを徹底していた、有名なTOEICコースがある学校に決めました。そこから、語学学校での勉強漬けの日々が24週間続いたのです。

自分なりの工夫で語学力が大幅アップ!

入学当初は、クラスメイトのスピーキング力の高さに、ただただ驚くばかり。授業中、先生がどんな指示を出しているのかもわからず、隣の席に座っている友人に、その都度わからないことを教えてもらう。必死な毎日でした。

そんな私が語学力アップのために、日々の生活で心がけていたことが3つあります。1つめは、“積極的に学校で友人を作り、英語で会話をすること”。「文法が間違っているかもしれない…」と尻込みしていては、いつまでたっても英語は上達しません。間違っていてもいいから、とにかくしゃべることが大事。特に私は、仲良くなった各国からの留学生たちと、学校が終わった後も食事に出かけたりしながら、積極的に英語で会話をするようにしていました。2つめは、“日記を英語で書くこと”。じつは、カナダに入国したその日から、毎日欠かさず日記を英語でつけていて、その日記の添削を語学学校の先生にお願いしていたのです。これによって、文法を正しくマスターし、授業で習ったことを実践で使えるようになりました。3つめは、現地で放送しているテレビ番組を毎日見ること。大好きな海外ドラマを字幕なしで見ることで、自然とリスニング能力が高まっていったように感じています。

こうした地道な努力と、毎日、午前9時から午後5時までの語学学校の授業に真剣に取り組むことで、日に日に語学力はアップしていきました。最初はなかなか理解できなかったネイティブの会話もよく聞き取れるようになり、TOEICのスコアも、留学当初は605点だったのが、最終的には825点まで伸ばすことができたのです。午前9時から午後5時までの授業が続く日々にくじけそうになったこともありますが、焦らず自分のペースで勉強したことがよかったのかもしれません。

周囲に相談することで、壁を乗り越えられた!

ただし、すべてが順調だったかというと、そういうわけではありません。ホストファミリーと意見がぶつかったり、学校卒業後のアルバイト先で、カナダ人との会話ができず、失敗を繰り返してしまったこともしばしば。そんなときは、自分ではどうしたらいいのか分からず、悩み、落ちこむばかりでした。しかし、ひとりでは解決できないと気づいた私は、家族や友人、周りのスタッフの方など、とにかくいろんな人に相談をしました。それにより、考え方を切り替えることに成功し、モチベーションアップのきっかけを自ら見つけることができたのです。と同時に、自分はたくさんの人に支えられて生きていることを再確認。日本にいた時以上に周りの人へ感謝の気持ちを持てるようになりました。語学以外にも、多くのことを学び、人間としてひとまわり大きく成長できたと思います。

留学生活を有意義にするのもしないのも、結局は自分次第です。これから海外に渡航されるみなさん、限られた時間の中で悔いを残さないように、あなたならではの海外生活を思いっきり楽しんでください!

後藤さやかさん
名前 後藤 さやかさん
渡航先 カナダ・バンクーバー
渡航期間 2008年1月13日~
11月30日
渡航目的 TOEICのスコアアップ