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ゆっきー先生の「留学の夢かなえます講座」

ゆっきー先生の「留学の夢かなえます講座」

事前に知っておきたいホームステイの現状と注意点

こんにちは!ゆっきーです。

人は、いくら「自分は自分、人は人」と強がってみたところで、人から褒められたら嬉しいものだし、逆に、けなされたら落ち込みますよね。つまり、誰でも人からの評価って意外と敏感なんです。今回はそのことを上手に活用するいい方法を紹介します。特に自信をなくしたときに効果を発揮する方法なんです。

それは、日ごろ、人から褒められたり、感心されたり、賞賛されたことをメモに残しておくんです。人から褒められたことなどは、そのときは嬉しい感情が湧くのですが、案外、簡単に忘れてしまいますよね。それをメモに残しておくようにする。

といっても、特別な人でないかぎり、 誰でもそんなに毎日、褒められたり賞賛されたりすることはないかもしれません。そんなときは、まずは、これまで過去に褒められたこと、自分が人から言われてうれしかったことを思い出せるかぎり書き出すようにします。私はこれを、<褒メモ帳> と言っています。

実はこれ、とても重要な作業なんですね。なぜなら人は自分のセルフイメージに忠実に行動するからです。自分に対していいイメージを抱くと、その通り行動に表れてきます。反対に悪いイメージを抱くと、やはりその通りに行動しようとします。どうせならいいイメージを抱くようにしましょう 。自分もハッピーになりますし、周りもハッピーになれますから。

特に自信をなくしたときなどは、 この<褒メモ帳>を活用してみてください。上手く活用できれば、自信なんてすぐ取り戻せますよ!

さて、本題に入ります。有意義なホームステイ体験をするためには、“留学前から”ホームステイに関する誤解を取り除いておかねばなりません。そこで、ホームステイに関して留学生が抱きやすい誤解について2つほど取り上げたいと思います。題して事前に知っておきたいホームステイの現状と注意点という内容について述べてみたいと思います。

さて、あなたは“ホームステイ”と聞いてどんな場面をイメージしますか?
ここで、1分間、想像してみてください。

・・・・

イメージができましたか?
実際、これまでホームステイを体験したことがない人にとっては、次のような場面を想像した人もいたかと思います。「白人家庭で、家族構成は、ホストファザーとホストマザー、そして子供たち。毎日、彼らに囲まれて楽しそうに食事をしている姿・・・」

いかがでしょうか?これは旅行や留学パンフレットなどでイメージ写真としてよく使われるホームステイのワンシーンですね。わたしのこれまでのカウンセリング経験から言うと、留学前の方のほぼ8割以上の人がこのように想像しています。実際、私もその一人でしたが・・・(笑)確かに、パンフレットの写真に使われているようなホームステイ先があるのは事実です。嘘でも誇大表現でもありません。しかし、“すべての”ホスト先がこのようなケースとはかぎりません。そこでまずは、ホストファミリーの家族構成からお話しましょう。

実際のホスト先で、わりと多い家族構成はシングルマザーと子供だったり、ホストマザーだけだったり。あるいはホストファザーのみ。リタイヤした老夫婦家族や、おじいちゃん一人、 おばあちゃん一人だけなんてこともあるのです。“ホストファミリー”という言葉から想像すると、“ファミリー”というだけに、必ず数人の家族構成がいるものだと思いがちです。しかし、実状としては、ホスト先によっては、 一人暮らしなんてこともあるのですね。つまり、家族構成上の人数にかかわりなく、留学生の受け入れ先を“ホストファミリー”と呼んでいる、というニュアンスに近いと思います。現在では前述したような家族構成のファミリーは増えています。イメージ写真のような、「両親がいて、子供がいて」というファミリーだけではないんです。すると、留学生によっては、イメージしていたファミリーの家族構成とあまりにも異なるため、別のホスト先に変更を依頼するというケースがあるんです。両親が揃っていて、子供がいる家庭が良いと!

でもですね、そのように希望される方は、海外での一般家庭の生活状況を、つまり、海外ではどんな家族構成が多いのかを含めて、もっと事前に理解していく必要があるかもしれません。かりに、お父さんお母さんと子供が揃っているホスト先だからといっても、そのホスト先が自分に合う良いファミリーか否かは別問題なんです。反対に前述に挙げたいくつかタイプのファミリーが、たいへん親切に接してくれて、帰国後もずっとコンタクトをとっている生徒さんもたくさんいるんですね。ですから、一緒に生活をはじめ、どうしても性格的に合わないというケースなら話は別ですが、ホスト先の家族構成の理由から変更の依頼をすることは、あまり良いことではありませんし、一種の偏見として扱われるケースもあるかもしれません。

ただし、もし、若い女性の留学生が、ホストファザーのみの家庭に割り当てられた場合は、常識的に考えてもこの限りではありませんので、家族構成上の理由としての変更を依頼してもいいと思います。 次回はホスト先の人種について触れたいと思います。

ゆっきーでした。

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PROFILE

Name 本橋幸夫

東京生まれ。
大学卒業後、ファイナンス会社入社。その後渡米し、帰国後、世界最大級の国際教育機関に11年間勤務。その後独立し留学コンサルティング会社を設立する。現在は、留学生向け就職支援研修会社である株式会社エストレリータに所属。これまで、しばしば新聞や雑誌等マスコミに取り上げられ、3,000名を超える留学生やワーホリメーカーに接し、留学生や企業向けに「留学」をテーマに講演・セミナーを行なう。NPO法人留学協会では、RCA海外留学アドバイザー認定試験対策講座の講師、ならびに同試験の面接官を務める。また、現在、日本認定カウンセラー協会(JACSAC)の役員を務める。総合旅行業務取扱管理者。

<著書>
「語学留学指南」(本橋幸夫著:ナカニシヤ出版)
「語学留学を10倍成功させる秘訣」小冊子