KNOWLEDGE

ゆっきー先生の「留学の夢かなえます講座」

ゆっきー先生の「留学の夢かなえます講座」

『留学のゴール』を定めた後に、その目標に向かって、難なく突き進むために必要な“ある作業”

こんにちは。ゆっきーです!

私たちは、自分が望む生き方をしたいし、しようと頑張ります。でも、必ずしも自分の望んでいる生き方が、そのときの自分にとって必要な生き方だとは限りません。つまり、望むことと、必要なことは別物なのです。

たとえば、だれでも毎日天気が良いことを望みますね。だからといって、天気ばかりが続いても困るわけです。やはり、私たちが生きていく上で、雨も必要です。それなのに、人間は、自分の思うような生き方や生活ができないと不平不満を言いがちです。その状態が、今の自分にとって必要な状態かもしれないのに、です。

そこで普段、「望むことと、必要なことは別物」という視点を持っていくと、今、あなたが、たとえ頑張っても頑張っても望まない現状のままであったり、逆境から抜けられない苦しい状態の中にいたとしても、自分を磨く上で、今、必要な状態の中にいるのかもしれないと、考えることができます。

自分が望むものと、自分にとって必要なものは必ずしも同じものとは限らない、という視点は忘れてはならない大切な思考法ですね。

自分が望むことと、自分にとって必要なことは別のもの

さて、前々回に、『留学を成功させるためには、まずは自分にとって何が留学での成功なのかをハッキリと決めることが大切だ』と述べました。今回の内容は、あなたにとっての『留学のゴール』を定めた後に、その目標に向かって、難なく突き進むために必要な“ある作業”をお伝えしたいと思います。このお話もたいへん重要ですので、じっくりとお読みくださいね。

まず、留学目標を設定しますと、出だしは良いのですが、よほど意志の強い人でないかぎり、誰でも自分の掲げた目標や希望に対して、次第に「ちょっと無理かなぁ」と弱気になるときがあるものです。そんなときに、その目標を諦めることなく、どのように気持ちをコントロールすれば良いのでしょうか?実は、このようなときに効果の発揮する方法があるんです。

それは、すでにそれが出来ている、達成している人達の話やエピソードを意識的にインプットすることです。実は、この作業はとても大切なんですよ。多くの事例をインプットしていくうちに、不思議と「それは出来るものだ!」という思考に変ってくるのです。目標達成の上で、モチベーションの観点からもとてもいいSpice(スパイス)になります。以前、それを裏付ける内容が書かかれた書籍を読み、「なるほど。やっぱりそうだ!」と確信を得たことがありましたので、その内容をご紹介しましょう。第二次世界大戦時、さまざまな国で、核兵器の開発に必死になっていた時期がありました。そこで、原子爆弾の開発に最初に成功したのは、ご存知のようにアメリカです。そこで注目すべき点は、そのとき、アメリカの開発者たちは、その開発した機密事項に対して、周りに知られないように、何に一番、注意したと思いますか?

1分間差し上げます。ちょっと考えてみてください。

・・・・・・

製造方法?原料?開発者名?
いいえ、違います。

それは、何と、『“開発に成功したという”事実』だそうです。どういうことかといいますと、アメリカの開発者達は、「それは出来るものだ!」という事実を知られると、二番手がスグに現われるということを知っていたのですね。それを何よりも恐れていたというのです。それほど、“出来る”という事実を知ることは、人にとって影響力が大きいことなのです。

スポーツの世界でも同じことが言えると思います。それまで何十年も塗り替えられない記録があるとします。でも一旦、誰かがその記録を塗り替えると、不思議なもので、その後、続々とその元の記録は越されてしまうという現象が起きるのです。野球でいえば、メジャーリーグでもそうですね。日本人メジャーリガーとして、最初に野茂英雄投手が活躍したからこそ、その後、イチロー選手や、松井選手など多くの日本人選手も、「俺にもできるはず!」と考え、挑戦した結果、現在のような活躍ができたのだと言えるでしょう。

つまり、人は、「できる!」と信じられることに関しては、自然と、出来るようにつくられているのかもしれません(笑)。面白いですね。面白いというより、すごい能力だと思いませんか?ですから、何かを達成したいものがあるとき、そして、ある種の壁にぶつかった時などは、それをすでに達成している人の話、エピソードをたくさん聞いたり、その事実を知ることをオススメします。大切なことは、意識的に、できるだけたくさんの事例を知ることです。そのほうが効果は高いのです。他の人にもできたという“事実”が、自分自身に対しても、“できるものだ!”ということが、より信じやすくしてくれるのです。

人の成功事例は、自分自身のために、「実現するものだ」という自信につなげるために使ってくださいね。それをあなたのパワーに変えてみてください。人ができることは、自分にも出来る可能性があるということです。特にこれから海外へ行き、自分の夢や目標に向けて挑戦する人は、「あの人たちができるなら、わたしも出来るはず!」という、ある種の図々しさ(??)や気構えをもって、臨んで丁度いいかもしれません。そのためにも、前述したように、うまく行った人達の成功事例(事実)をたくさんインプットしておきましょう!きっと、それがあなたの背中を押してくれるはずです!

今回は以上です。次回は、恐らくあなたが信じられない、私の“ちょっとした驚きの事実”について告白したいと思います(笑)お楽しみに!
では、また来週!

ゆっきーより。

留学を本格的に考え始めたあなたへ

ゆっきー先生が、直接、あなたの相談に乗ってくれるのが
【留学コンサルティングサービス】。
渡航国選びから、悩める留学エージェント選びまで大変ご好評頂いております。

留学コンサルティングサービスはこちら

PROFILE

Name 本橋幸夫

東京生まれ。
大学卒業後、ファイナンス会社入社。その後渡米し、帰国後、世界最大級の国際教育機関に11年間勤務。その後独立し留学コンサルティング会社を設立する。現在は、留学生向け就職支援研修会社である株式会社エストレリータに所属。これまで、しばしば新聞や雑誌等マスコミに取り上げられ、3,000名を超える留学生やワーホリメーカーに接し、留学生や企業向けに「留学」をテーマに講演・セミナーを行なう。NPO法人留学協会では、RCA海外留学アドバイザー認定試験対策講座の講師、ならびに同試験の面接官を務める。また、現在、日本認定カウンセラー協会(JACSAC)の役員を務める。総合旅行業務取扱管理者。

<著書>
「語学留学指南」(本橋幸夫著:ナカニシヤ出版)
「語学留学を10倍成功させる秘訣」小冊子