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ゆっきー先生の「留学の夢かなえます講座」

ゆっきー先生の「留学の夢かなえます講座」

留学と国内の英会話スクール、上達が早いのはどっち?vol.3

こんにちは。ゆっきーです!

さて、冒頭に英語習得に関する面白い本を紹介します。「MBA式英語習得法」(PHP)です。著者の青野仲達さんは、ハーバード大学院にてMBAを取得後、いくつかの会社の代表を勤め、Gabaマンツーマン英会話を上場に導いた経歴の持ち主です。現在彼は、「英語を日本人の得意科目にする」ことを目指し、グローバル時代における「英語教育の未来形」を構築中です。

本書は、仕事で英語を使うビジネスパーソンが「世界中のどこへ行っても、誰よりも雄弁に自分の考えを伝えることができるように」という趣旨で書かれており、仕事で英語を使う社会人や学生が日常生活の中で効果的に英語を習得する方法を伝授しています。面白いと思ったのは、英語習得を通じて、私たちは自分自身を進化されることができると言い切っている点です。英語を習得したい方はぜひ一読をお勧めしたいと思います。あなたの英語習得に対する考え方が一変するかもしれません!!

早速、前回までの計2回の内容を踏まえて結論に入りたいと思います。
準備はいいですか?

もし、あなたが、ボキャブラリーを増やし、細かい微妙な英語表現を身につけることが目的なのであれば、正しいメソッドを持つ英会話スクールさえしっかり選べれば、あとは前述のスポーツの喩えのように、自らも努力を続けることで、留学することなく、英語をモノにすることは可能だと思います。(この場合の一番のポイントは、英語習得のモチベーションの維持をしっかり努めなければならない点です。そんなことにも気を配ってくれる英会話スクールだと、なお良いと思います。)

反対にあなたが、英語上達だけではなく、たとえば、外国の文化に直接触れたいとか、海外を肌で感じてみたい、自分をこれまでとは全く違う環境に置き、自分自身を磨きたい、帰国後の就活で企業の求めるコンピテンシ―を求めることが目的であるのでしたら、留学・ワーホリをおすすめします。なぜなら、留学やワーホリなど海外生活体験は、“人間修行”(?!)にはもってこいだからです。人間が成長するには、やはり自分自身を“ままならない環境”に身を置くこと。思い通りにならない環境の中に身を置くことです。その意味でも海外生活は、日本国内にずっと生活するよりも圧倒的に人間力が鍛えられます。

要するに、英語の上達のみを目的とされているのか、あるいは、それ以外のことも視野に入れているのかで、どちらかに決めれば良いと思うのです。

繰り返しになりますが、英語上達の早さ(スピード)に関しては、留学されるにしても、英会話スクールに通われるにしても、あなたが、どれくらい英語をモノにしたいと真剣に考えているか という“熱意”や“目的の明確さ”いかんが、直接影響すると考えてくださいね。つまり、あなたの本来の目的をしっかり見つめながらどちらかを選べば、きっとそこで目的を実現できるはずです。

ただし、どちらかに決めたら、迷わずに突き進んでください。決めた後に迷ってしまうと、心のアクセルとブレーキを一緒に踏んでいる状態ですから、ベストな結果を出す事はできません。自分にとって、せっかく良いチョイスが出来たとしても、迷うことで、かえってマイナスに作用してしまうんです。自分の決断を信じてあとは頑張るのみです!

かりに、今回の目的が、英語の上達のみであり、日本の英会話スクールで学ぶことを選ばれても、勉強しているうちに、次は海外で自分を試したくなったり、何かを身につけたくなるかもしれません。そしたら、それから留学されても遅くはないはずです。いくつになっても留学できるのですから。留学は決して逃げません。かりに逃げてしまうとしたら、自分から離れるだけです。自分の下す選択次第です。

一方、留学されるのであれば、それなりの留学の「心構え」や「覚悟」を持って留学しないと、期待する成果を上げられずに、場合によっては中途半端な状態で帰国してしまうことになりかねません。もちろん、そうならないために、これからこの講座の中で、留学で成功するための必要なノウハウを伝えていくつもりです。

さぁ、まずは、今回のテーマである、英語の上達のみを目的とされているのか、あるいは、それ以外のことも視野に入れているのかを、ご自分に投げかけてみてくださいね!できれば、頭の中だけで考えるのではなく、必ず紙に目的を書き出すようにしてください。自分の考えていることを、紙に書き出すことで、頭の中が整理しやすくなるからです。

最終的にあなたに相応しい回答は、実は、あなたの中にしかありません。人それぞれの目的が異なるからです。みんなが同じ回答というのはあり得ません。じっくり今の自分と向き合ってみてくださいね。きっとあなたの回答が見つかるはずです。もし、見つからないということでしたら、近々、留学コンサルティングをこの「海外生活サプリ」内で開始いたしますので、お気軽にご利用ください。

3回にわたり「留学と国内の英会話スクール、上達が早いのはどっち?」というテーマについてご紹介してきました。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
次回は、留学をすると嫌でも気づかされる“日本人留学生の弱点”について述べたいと思います。

留学を本格的に考え始めたあなたへ

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PROFILE

Name 本橋幸夫

東京生まれ。
大学卒業後、ファイナンス会社入社。その後渡米し、帰国後、世界最大級の国際教育機関に11年間勤務。その後独立し留学コンサルティング会社を設立する。現在は、留学生向け就職支援研修会社である株式会社エストレリータに所属。これまで、しばしば新聞や雑誌等マスコミに取り上げられ、3,000名を超える留学生やワーホリメーカーに接し、留学生や企業向けに「留学」をテーマに講演・セミナーを行なう。NPO法人留学協会では、RCA海外留学アドバイザー認定試験対策講座の講師、ならびに同試験の面接官を務める。また、現在、日本認定カウンセラー協会(JACSAC)の役員を務める。総合旅行業務取扱管理者。

<著書>
「語学留学指南」(本橋幸夫著:ナカニシヤ出版)
「語学留学を10倍成功させる秘訣」小冊子