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ガクブル渡航記

初海外・初飛行機・英語力ゼロ…初心者過ぎる特派員のガクブル渡航記

第017回:ついに出発の日がやってきた その2.空港到着~バッグドロップぅ!

京成線を成田空港駅で降り、ホームから階段を上がると……突如目の前に現れたのは改札ならぬ(いや改札なんですが)検問のような場所。

どうやら駅が第一ターミナルの建物に直結しているから、パスポートを見せる必要があるみたい。

「ど、どうぞ」と係の人にパスポートケース(ブランド物じゃない安物よ、悪いかっ)に入れたままかざすぼく。
「お客さま、ケースから出して、顔写真の入っているページを開いてお見せ下さい」

えっ、あっ、はい、ガサゴソ……

「これから何回かパスポートを見せなければならないところがあります。毎回ケースからは出して裸の状態でこのページを見せるようにして下さい」
親切な係の人は、そう教えてくれました。ちなみに透明なケースであっても取り外さないと駄目みたい。

……スムーズに空港入りを果たしたぼく(どこがやねん)は、若干どこへ行けばいいのか迷ったものの、案内表示を頼りにエスカレーターで4Fの「国際線出発ロビー」へ向かいました。

と、現れたのはだだっ広い空間! 窓の外に蠢く飛行機!

うお、テレビで見たあれだよ!(あれって何だよ)空港だよ!(だからそうだよ)中央にはたくさん航空会社の窓口が並んでいて、自分の乗る便の会社の窓口へ行くとそこには長蛇の列が。

しかーし。
ここはオンラインチェックインの凄さ。
係の人に聞くと、ガラガラの『Bag drop』カウンターに通されました。VIP!

行列を尻目に、恐るおそるカウンターで印刷してきたEチケットとスーツケースを渡すと、機内持ち込み用の手荷物にタグが付けられ、「出発時間に遅れないようご搭乗下さい」というカウンターの人の声を背中に、ついにイギリス行きのチケットが手渡されたのだった。

あ、やべ、ぼーっとしてる暇なかった。サクメシと海外携帯電話取りに行かなきゃ。

まさか駅でいきなりパスポート提示とは思わなんだ

感動の空港初体験(ほんと飛行機ドシロウトですんません)

ついに念願の搭乗券をゲットォォォォォ!

出発まであと120分

PROFILE

Name ユーイチ
Age 20ウン歳
Nationality 生粋ジャパン

「初めての海外なんですが、ぼく大丈夫ですかぁ?」
思えば恥の多い人生を送ってきました。生まれてこの方、飛行機に乗ったことがなく、日本語しかしゃべれない、しかも異文化に超ビビリます。もう、ガクガクブルブルです! けど、人生経験と思って嫌々自分を奮い立たせて初海外行ってきました。わからないことだらけ、旅の道中もいろんなことがありました。みなさんの参考になるかわかんないですけど、そういうのをナマ声のレポとして書きためていきたいです。

今回のポイント

ロビーのカウンターは航空会社ごとにまとまっています。オンラインチェックインをした場合、チェックインカウンターには並ばず、すぐ隣の『Bag Drop』カウンターで印刷したEチケットを係の人に渡し、スーツケースをカウンター横の台(計測器)の上に載せます。このとき、20kgを大きく超過していると追加料金が発生しますから、荷造り時は要注意。

ちなみにユーイチは「コート、3日分の着替え(下着含む)、寝間着、常備薬、三脚、レンズ二本」など、90リットル級のスーツケースをわりとパンパンにしていきましたが、どうにかセーフでした。目安にどうぞ。

手荷物はクレーム・タグが取り付けられ、そのまま飛行機へと運ばれます。機内に持ち込む手荷物は特に計測しませんが、同様のタグを渡されますのでそれを付けましょう。

座席などの指定は既にオンラインチェックインで済んでいますので、搭乗ゲートと出発時刻を告げられつつ、チケット(搭乗券)が手渡され、手続きは完了です。ハバナイスフライトー。

なお、「BagDrop」とは本来荷物を預ける場所。オンラインチェックインをせずに来た場合、チェックインカウンターでチケットを受け取ってから、再びこちらに並ぶことになります。

【オンラインチェックを利用しないと…】
今回、空港には搭乗の2時間前に到着しましたが、オンラインチェックインをしていない場合のチェックインカウンターは、下記のような列ができていました。買い物をしたり、トイレに行ったり、いろいろなことを考えると、オンラインチェックインをしていない人は2時間半~3時間前には空港に着いていたいかもですね。

係の人に聞いてみると、この日はまだマシなようで、本当に混在しているときはもっと凄まじく長い列になるんだそうな……。