ただでさえ貴重品を取られて落ち込むのに、ここは慣れない国、言葉もまだ思うように通じない場所。もしものことが起きてしまったら、そのときは慌てず、下記の方法で対処してみましょう。
前回分にも書きましたが、パスポートもトラベラーズチェックもクレジットカードも、番号や有効期限などの情報を予めメモしておくと、上記のように関係各所へ連絡を入れる際、とてもスムーズです。多少面倒な作業ですが、時間がない人もコピーは必ず取っておくことをオススメします。
クレジットやキャッシュカードは口座直結なだけに、無いことに気がついたら即止めるよう心掛けましょう。全財産を失うわけにはいきません。
トラベラーズチェックはスキミングや偽造といったカード犯罪とは無縁。本人サインをしなければならないため、盗まれても被害額ゼロという例がたくさんあります。
パスポートが無くなってしまっても、大使館へ行けば一週間~二週間ほどで再発行を受けることができます。少しでも早く手続きできるよう、証明写真はあらかじめ予備(パスポート申請時の残りのものでも、新たに撮ったものでも構いません)を用意しておきましょう。
警察で盗難証明書の発行を受けます。
航空券を無くした場合は、航空会社に連絡し、再発行を依頼します。
カード会社や銀行に電話を掛けるとき、会社によっては日本人スタッフを置いているところもあります。語学にまだ自信のない人、またはパニックで英語がうまく喋れない場合は、試しに「ジャパニーズ・スピーキング・プリーズ」と申し出てみましょう。
上記の対処法は、一部の国やカード会社などにより異なる場合があります。トラブルに遭った際は、無理に一人で動こうとせず、知人や身の回りの信頼できる人に助けを仰ぎましょう。
この他、テロや病疫などの情報は外務省ホームページの「各国・地域情勢」よりご覧になれます。