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海外生活虎の巻/渡航中/貴重品の持ち歩き方

海外に出てみると、スリや盗難の多さに、日本がいかに安全かわかるはず。また、現地の人の親切さに触れるうち、ついつい警戒心を解きすぎてしまうこともあるでしょう。夜道や人通りの少ない場所には近づかないべきですし、繁華街や駅でも油断は禁物です。人混みに紛れてのスリが発生しやすく、気がつくと貴重品や煙草がポケットから消えている、ということも。貴重品もスタイリッシュに身につけたい、という気持ちもわかりますが、ただでさえ裕福な日本人は狙われやすいです。日本国内と同じ感覚で貴重品を持つのは絶対にやめましょう。

パスポートをシザーバッグに入れない

※ベルトを切られてひったくられる場合があります

ズボンの後ろポケットには入れない

※抜き取られますし、ウォレットチェーンをつけていても切断されてしまうことも…

鞄の目立つ場所には入れない

※見えていることが狙われることにつながります

貴重品は内ポケットに入れましょう。入らない場合は、シザーバッグやウエストポーチ、小さいタイプのボディバッグを肩掛けするなどし、その上から上着を着て隠すのがお勧め。ズボンに入れる場合は最低でも前のポケットにねじ込むこと。鞄の中に入れる場合も奥の体に近い位置に押し込んでおきましょう。

とにかく貴重品は目立たせない。犯罪者に「盗めそう」な印象を抱かせないことが第一です。

また、カメラを持つ場合は、最低でも首からストラップで提げ、常に手を添えておくくらいの配慮はしておきましょう。撮影に夢中になり、リュックを切られて中身を盗まれた事件が報告されています。くれぐれもファインダー内に気を取られすぎないように。

もしもに備えて…

盗難にあった際の被害を最小限に抑えるために、パスポートはコピーを取っておき、旅券番号と発行年月日、発行地を控えておきましょう。トラベラーズチェックを使っている人は、使用分と未使用分いずれも控えを取り、クレジットカードもカード番号と有効期限および緊急時の連絡先を控えておくことです。その上で、余分なカードは持ち歩かない、多額の現金は持ち歩かないことを心がけましょう。