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渡航者座談会 / 第2回:札幌座談会

鈴木

親元を一度も離れたことがないので、カナダでホームシックにならないか、心配なんです。最初は楽しくて、家族のことも忘れちゃうぐらい充実しそうな気もするんですけど、海外生活に慣れてきた頃、突然寂しくなるかもしれないなぁーって。

代表

まあ、そればかりはわかんないよね。ただね、最初の1週間がすごく寂しかったっていうコは多い。まあ、でも、すぐに友達はできると思うよ。

山木

今のバイト先に外国の方がよくいらっしゃるのに、こちらからはなかなか話しかけられなくて…。向こうでどうしたら話しかけられますかね?

代表

成績が飛躍的に伸びたコに話を聞いたら、「恥ずかしいからしゃべらないという発想をやめた」って言っていたな。いっぱい恥をかくほうがいいんだよ。恥をかくってことは、成長の余地がまだあるってことだからね。間違った文法でしゃべっても、話し相手が訂正してくれるから平気。学校以外でも、現地の人にどんどん話しかけちゃおう!

田所

将来のことを考えると、ちょっぴり不安にはなりますね。帰国後は、正社員として企業に入社したいので…。そういう仕事、見つけられますかね?

代表

誰でも遠い将来のことを考えると、不安になると思うんだ。でも、すぐにやらなきゃいけないことがあるなら、不安を感じる以前に行動しているだろ? だからね、なるべく近い未来のことを考えようね。「どんな能力を身につけたいか?」とか...。正社員だとか契約社員だとか派遣社員だとか、今、新聞なんかでゴタゴタと言われているけど、そんなの関係ないよ。働く上でのいちばんのリスクは、自分に能力が何もないこと。能力さえあれば、あなたを欲しがる会社は必ず出てくるよ!

最後に、今、持っているあなたの夢を教えて下さい。

田所

みんなには無理だって言われるけど、夢はアーティストになること。映像クリエイターになりたいです!

艾澤

私の夢はまだぼんやりとしているんですけど、ミュージカルに携わる仕事がしてみたいかな。小さい頃からダンスをやっていたから、踊るのが楽しくて仕方ないんです。もちろん歌も大好き! ミュージカルに出演するダンサーも素敵ですけど、作品を影から支える裏方の仕事にも興味があります。

鈴木

私は、役者になります! 好奇心旺盛だけど、熱しやすくて冷めやすい性格なので、いろんなお稽古事を始めてもすぐ飽きてしまうんです…。でも、演劇だけは辞めたいって思ったことが一度もない。これぞ天職だって思っているんですよ。

代表

そっかー。3人とも、素敵な夢を持っているね。じゃあね、海外に行ったら、自分がなりたい職業の人たちを探して、とにかく会いに行ってみよう。たとえば、“1週間のうち、必ずひとりには会いに行く”って自分でノルマを決めるといいよ。積極的にいろんな人と会っているうちに、人脈もチャンスも広がっていくはずだから。

齋藤

僕は、環境系の仕事に興味があります。会社に勤めるのか、自分でそういう団体を作るのかはわかりませんが、環境問題に取り込んでいきたいです。

代表

これまで海外に渡った人の中でも、環境系の仕事がしたいって人はけっこう多くてね。今は“環境”って言葉がもてはやされている時代だから、流行を追っているだけだと思われないように、その中でも具体的にどんな仕事がしたいのか、ちゃんと言えるようになることが大事。まず、どんな仕事があるのか調べてみて、自分がやりたい仕事をきちんと伝えられるようになってほしいな。ぜひ、いろんな環境系の仕事の現場を見てきてください!

保田

私は、野菜を作ったり、フラワーセラピーで人を癒したり、いろんな形のサービスを提供して、みんなを元気するようなスポットを作りたいんです。大自然の中で、誰でも出入りすることができる場所があったらいいなぁなんて考えています。個人としては絵を描くことが好きなので、絵を通して外の世界に何かを発信できたらいいな~。

代表

「なったらいいな~」じゃなくて、「なります!」だよ。夢っていうのは、叶えるか叶えないか、決定できるのは自分だけだからね。つまり、キミ次第なんだよ!

山木

夢は、雑貨屋さんを開くこと。“いいな!”と感じた物を海外で買い付けて、それを日本に紹介していきたい。その第一歩として、海外生活をしながら見つけたいろんな物をブログで紹介しようと思っているんです。

代表

ブログを活用するのはいいアイディアだね。カナダでいいものをどんどん探してください!サイトの中で”山木商店”を開店しちゃうのもありだよね!

編集後記

今回は、札幌で開催しました。6人という大勢での座談会になりましたが、セミナーの続きをやっているかのようでした。一人一人にメッセージを送りたいという想いから、いつものことながら鈴木のメッセージが多くなってしまいました。が、間違いなく座談会のメンバーにも、この記事を読んで下さった方にも心に残る応援の言葉があったのではないかと思います。この記事を読んで、皆さんの渡航前の不安が少しでも解消されればと思っています。(小田切)