留学生活を不安なく過ごすためにも欠かせないのはお金の管理。現地での生活費は、個人差がありますが、ひと月にして大体10万円前後(ロンドンは少し高めで14万円程度)が必要と言われています。
大まかには、渡航前に外国通貨に換金し、手持ちが少なくなり次第、現地で換金する…という流れになりますが、手数料や換金の手間を考えると、長期滞在予定の場合には現地で銀行口座を開設する必要があるでしょう。日本に居るときに開設できる銀行もありますから、予め調べることをお薦めします。口座があれば、もしもの時に日本の家族から送金してもらうこともできます。
クレジットカードは、会社によっては海外で使えない可能性があります。申し込みから到着までは数週間かかりますから、早めにVISAやMasterなどといった国外でも使用できるものを手配しておきましょう。但し、あくまでカードは非常用。手数料も高いですし、長いあいだ物価の違う世界に身を置くわけですから、渡航先での金銭感覚と節約術を覚えるためにも、現金で支払う癖を付けましょう。
とはいえ多額の現金を常に持ち歩くわけにも行かないでしょう。そんなときは、残高の分かるトラベラーズチェック(旅行用小切手)を使うことをお薦めします。現金と同様に使える上、紛失・盗難の際は再発行が効く優れもの。しかも現金を外貨に両替するよりも有利なレートで購入することができます。
もちろんお金を管理するだけが節約行為ではありません。物価の安いチャイナタウンで買い物をする、バーでお酒を飲むときにハッピーアワー(割引タイム)を利用する、新聞に付いているクーポンを活用する…など、生活の知恵はいくらでも転がっています。現地でできた友人に聞いてみると良いでしょう。また、当サイトにもそうした生の情報を集めた「海外豆知識」というコーナーがあります。是非ご活用下さい。
現地通貨 | 空港、銀行(日本・現地共に可)にて換金可能。 |
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トラベラーズチェック | 銀行・郵便局・空港・インターネット・トラベルセンターなど。 |
海外送金 | 銀行や郵便局など、外国為替を取扱う金融機関の窓口で手続きをします。1回の送金につき、数千円程度の手数料がかかるので要注意。電信送金の場合、3~4日以内で振込が完了します。 |
※現金やトラベラーズチェックの換金は、レートを気にするとよりお得に。