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ゆっきー先生の「留学の夢かなえます講座」

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第055回:インターンシップについて vol.2

こんにちは。ゆっきーです!

最近は毎日のように新聞、雑誌を通じて日本がグローバル化へ進んでいる状況が紹介されていますね。今月3日の日経新聞でも、カジュアル衣料店「ユニクロ」が2012年には新卒の8割を外国人から採用するという記事が掲載されていました。

これはユニクロだけの話ではなく、ほかの多くの企業でも外国人枠を拡大しています。もうグローバル化への波は“待ったなし”だと思います。

こうした状況の中、留学やワーホリを検討中の方から、「日本が不況の今、時期的にも、海外へ行っても大丈夫でしょうか?」という質問をたくさん受けるのですが、そのような人たちに対しては、「今、海外へ行かなくて大丈夫ですか?」と言っています。

もちろん、人それぞれの考え方がありますから「海外行き」を強制するつもりはありませんが、これから社会で活躍するためには、日本を離れ、日本を外から眺めてみる機会は、とても大切なことだと強く感じています。

あなたはどう思いますか?

さて、今回も海外インターンシップの話の続きです。前回、「留学生からしばしば受ける相談内容には、次の2つがあります」と述べました。

●結局、働けずに帰国することになってしまった!
●もともと希望する職種でのワーキング体験をしたいため申し込みを
 したにもかかわらず、結局、希望の職種に就けなかった!

でしたね。それでは何故、そんなことが起きるのかを解説していきましょう。

注)ここで取り上げている“海外インターンシッププログラム”とは、特に参加者の多い形態の『語学研修+インターンシップ』(学生ビザで参加できるインターンシップ)とします。
まずは、最初の内容についてです。

●結局、働けずに帰国することになってしまった!

そもそもインターンシッププログラムとは、海外の企業で働くわけですから、最低限度の語学のレベルが必要なんです。ちなみに、語学レベルに関しては、それぞれ語学学校によって基準が決められています。そのため、多くの場合、数ヶ月間語学の勉強をした後に、つまり、語学力が一定レベルに達した際、インターン先の会社で働けるというスタイルです。
仮にあなたは、当初、語学研修を4ヵ月間受け、英語力が一定レベルに達することを見越し、その後2ヵ月間のインターンシップに参加することをプランニングし、留学期間を全部で半年間と設定したとしますね。

ここで重要なことは、4ヵ月を過ぎても語学のレベルが基準に達しない場合、当然、インターンの参加資格がないため、そのまま語学研修を受け続けることになるということです。

場合によっては、その半年間すべて語学研修になってしまう留学生もいます。そうなると、金銭的な事情や時間的な問題などから、当然、インターンに参加出来ずに帰国せざるを得ないケースがあるんです。また、語学学校側としても、確保したインターン先へ生徒を継続的に派遣できるように、その企業と友好な関係を築かなければなりません。そのため、派遣する生徒を学校の代表という感覚でインターン先へ推薦しますので、その生徒のこれまでの語学学校での授業の出席率や授業態度なども判断基準になります。

それらも加味され、インターン先でしっかり勤務ができる人材なのかを判断するわけです。ですから、ただ語学力が基準レベルに達しさえすれば誰もがインターンが可能だとも言えないのです。そのため、普段のその生徒の語学学校での素行も判断基準になりますので、日頃から、しっかり真面目に授業に参加しなければなりません。(もちろん、学生なのですから当然なことなのですが…)

では、次回は、もともと希望する職種でのワーキング体験をしたいため申し込みをしたにもかかわらず、結局、希望の職種に就けなかった!について解説したいと思います。

今回は以上です。

ゆっきーでした!

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PROFILE

Name 本橋幸夫

東京生まれ。
大学卒業後、ファイナンス会社入社。その後渡米し、帰国後、世界最大級の国際教育機関に11年間勤務。その後独立し留学コンサルティング会社を設立する。現在は、留学生向け就職支援研修会社である株式会社エストレリータに所属。これまで、しばしば新聞や雑誌等マスコミに取り上げられ、3,000名を超える留学生やワーホリメーカーに接し、留学生や企業向けに「留学」をテーマに講演・セミナーを行なう。NPO法人留学協会では、RCA海外留学アドバイザー認定試験対策講座の講師、ならびに同試験の面接官を務める。また、現在、日本認定カウンセラー協会(JACSAC)の役員を務める。総合旅行業務取扱管理者。

<著書>
「語学留学指南」(本橋幸夫著:ナカニシヤ出版)
「語学留学を10倍成功させる秘訣」小冊子