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ニュージーランド

カナダと同様イギリス連邦の一員で、南半球に存在する北島と南島の二つの島と、それを取り囲むように点在する小さな島々からなる国。四季折々、山川湖海と変化に富んだ美しき大自然とイギリス的な街並み、そして未だ残る先住民マオリ族の文化が特徴です。国を代表する鳥の名にちなんでキーウィーと称されることも。北島にある首都ウェリントンや、海に面した風景が魅力的な国内最大の経済都市・オークランド、南島では緑豊かな美しい都市・クライストチャーチが人気。但し、オークランドは雨の多い街で、降水量は年間100日以上に上ります。

country data

人口: 430万人
面積: 26万8680km²
言語: 英語(一部地域にてマオリ語)
通貨: NZ$(ニュージーランドドル)
※現在のニュージーランドドルのレート
チップの文化: なし
※一部サービス料に含まれていない場合のみ必要
気候: 最も寒い月…7月(平均6~12度程度)
最も暖かい月…1月(平均14~21度程度)
南半球にあるため日本とは季節が逆。夏は涼しく冬は暖かい。一年を通して温暖な気候。

特徴

国を挙げて守られた自然環境と広大な牧場地帯に加え、温泉や露天風呂、国内には数多くの国立公園やガーデンが点在。安全で物価は安い、それでいて生活水準は高く、各種社会保障も充実。安定した経済基盤と住みやすさが人気です。また、国民性は温かく寛大と称されるだけに、留学生が地域に馴染みやすいとの声も耳にします。南十字星や右巻きの渦巻きなど、日本では見られない光景に触れられるのもニュージーランドの特徴。都会の喧噪を離れて田舎町に滞在する人も少なくありません。

生活費・物価

物価は安めで、高級レストランのフルコースも40NZ$程度から楽しめます。但し、近年物価が上昇の傾向にあったため、安いと言ってもそれほど期待しすぎないこと。あくまで1NZ$=約62円(2009年6月2日現在)と考えれば、おおよその見当がつくでしょう。また、バーでは17~19時頃の時間帯にアルコールを安く飲むことのできるハッピーアワーという制度があります。

オークランド、クライストチャーチでの生活費の目安

税率: GST 12.5%
ランチ平均: 5~12 NZ$
物価: 食料品を中心に安め
家賃目安: フラットシェアのシングルルームで320~600 NZ$
(オークランドはやや高い)
ホームステイの
月家賃:
700~800 NZ$程度
(オークランドはやや高い)

語学学校

ニュージーランドの限られた国土には、なんと150近い語学学校がひしめいています。中でも最も多いのはオークランド。数十の学校がしのぎを削り合っています。このため、教育水準の向上はもちろん、特徴あふれる授業が展開されており、英語+バリスタ、英語+ダンス、英語+ヨガ、英語+サーフィン、英語+ネイルアートなど…語学に加えてもうひとつ学ぶことができるところが多いです。

音楽・アートなど

イギリスの植民地であったことから多彩な音楽が流入。さらに、先住民マオリ族の伝統的な音楽があります。マオリ族の音楽はポピュラー音楽やジャズ、ガレージロックと融合し、現代ニュージーランドの音楽シーンを盛り上げています。アート系情報としては、ウェリントン、オークランド、クライストチャーチを中心に美術館・博物館が充実。その他、見逃せないものに、クリエイターが多く住むネルソンから発祥の『WOW(モンタナ・ワールド・オブ・ウェアラブル・アート・アワー)』があります。ファッションとアートと音楽の融合した大規模なこのショーは20年の歴史を持ち、世界中から注目を浴び続けています。

スポーツ

ニュージーランドはオールブラックスで知られるように、イギリスと並んでラグビーのメッカです。オールブラックス出身のコーチなどから直接指導を受けられるプログラムもあり、スポーツ留学をするラガーマンも少なくありません。その他、学校帰りにテニスやサーフィン、スキーといったライフスタイルが実現できるのもニュージーランドならではの魅力。海でのカヤック、シーカヤックもおすすめです。その他ではアドベンチャースポーツがオススメ。中でもスカイダイビングやヘリスキー、バンジージャンプ、ラフティングなどスリリングなスポーツの名所としても知られます。

観光

ニュージーランドの観光と言えば、海や山といった、日本でもたくさんの写真集が発売されているように、思わず見入ってしまう大自然でしょう。温泉・露天風呂やスパ、トレッキングや海水浴の他でも、自然動物園や水族館、ホエールウォッチングなど、自然と触れ合えるアミューズメントが満載。中でもクライストチャーチを始めとする南島には、数多くの観光名所が存在しています。ちなみに北島のウェリントンにある博物館テパパは、総面積36000㎡を誇り、歴史・文化・産業など、ニュージーランドの全てを知り尽くせると言われています。ぜひ一度訪れてみることをオススメします。

ビザ

語学留学目的で滞在が90日以上なる場合は必要となります。但し、3ヶ月以内の滞在であれば、基本的に不要(但しパスポートの有効期限が3ヶ月以上残っていることが条件)。なお、ニュージーランドにワーキングホリデーをした場合、合計3ヶ月ニュージーランド国内の農園でアルバイトをした場合に限り、ワーホリ期間を3ヶ月延長することが可能です。

就労、定住、留学の場合、基本的に必要です。その際、滞在期間+2ヶ月の有効期限があるパスポートが必要となります。ビザ申請はニュージーランド大使館ビザ・セクション(東京都渋谷区)で行えます。その他、詳細はニュージーランド大使館をご覧下さい。

注意点・治安について

ホームステイや修学旅行先としてもなじみが深く、また牧歌的で平和な印象のするためか、現地では日本人がつい無防備になり、犯罪のターゲットになることも。オークランドやクライストチャーチなどの都市部では、スリや詐欺、強盗、強姦、ドラッグなどの犯罪が発生しているほか、過去に2件ほど留学生・ワーホリ中の日本人が犯罪に巻き込まれ、帰らぬ人となった事例も報告されています。環境・教育ともに素晴らしい国ですが、渡航の際はくれぐれも油断せず、用心していくことをオススメします。また、ニュージーランドは高い交通事故死亡率でも知られています。特に峠道では下が崖というロケーションにも関わらずガードレールが設置されていないケースも多々あり、車を運転する際はくれぐれも慎重に。ちなみに「スポーツ」欄で紹介したスリリリングスポーツやアウトドア中の事故も報告されています。安全に配慮されているとはいえ、リスク・ゼロではないことをじゅうぶんに意識しましょう。

緊急時は111をコール(共通番号につき、つながり次第、警察・消防・救急を選択します)。

また、ニュージーランドの日本大使館・領事館はこちら『外務省在外公館リスト 在ニュージーランド日本大使館・総領事館

こんな人にもオススメ!

  • 南半球の四季と牧場、広大な大自然の中、“癒しの旅”がしたい人。
  • 語学+αで学びたいことがある人。
  • スリル満点のアクティビティが好きな人。
  • イギリス的文化またはマオリ族の文化に触れてみたい人。
  • ラグビーに興味がある人。
  • 物価の安いところでの留学・ワーホリを考えている人。

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