ロサンゼルスやサンフランシスコを擁するカリフォルニア州は全米ナンバーワンの人口を誇るほか、アメリカの経済を最も牽引するエリアの一つ。有名なシリコンバレーやハリウッドなどに加え、アップルやインテル、Yahoo!、Googleなど世界的な企業が本拠地を構えています。移民が多く、チャイナタウンやコリアンタウン、リトルサイゴン、リトルインディアに加えてリトルトーキョーがあるほど。サンフランシスコやロス以外にも、オークランドやサンディエゴなど人気都市が満載です。
人口: | 約35,48万4,453人 (アメリカ全土:約3億1400万人) |
---|---|
面積: | 面積:423,971 km² (アメリカ全土:約962.8万km²) |
言語: | 英語(スペイン語も話されることがある) |
通貨: | $(ドル) ※現在のドルのレート |
チップの文化: | あり(15~20%程度が相場。コインではなく紙幣で払うのがマナー) |
気候: | 最も寒い月…1月(平均10~20度程度) 最も暖かい月…8月(平均19~29度程度) 地中海性気候で、年間を通して雨や湿気が少なく過ごしやすい。但し11~3月は雨が多くなることもある。 |
快適な気候の中、アートからショッピング、エンターティンメント、スポーツ観戦、グルメ、音楽まで…心おきなく都市部で楽しめるのが、アメリカ西海岸の特色。ハリウッドがあるほか、映画やドラマの舞台として登場することも多い憧れの地では、勉強に勤しむ傍ら、楽しむときはトコトン楽しむ、というメリハリの利いた生活ができそうです。また、いくつものビーチが点在する西海岸は、西海岸系と呼ばれるスタイルの発祥地。サーファーだけでなく、オルタナティヴロックやカー・バイクカスタム、スケートボード好きにもオススメです。
消費税が50州中最も高いと言われている(2009年4月現在)こともあり、残念ながらアメリカの中でも西海岸(特にサンフランシスコ)の物価は高め。ですが、高いと言っても現実的な価格帯。市内で一人暮らしを目指すのは難しいかもしれませんが、留学生の多くはルームシェアやホームステイを利用して渡航しています。なお、アメリカの消費税は州や市などcountyによって異なりますが、どこの場合も、パンや肉、トイレットペーパー、牛乳、塩、砂糖といった生活必需品には課税されません。
サンフランシスコでの生活費の目安
税率: | Sales Tax 9.5%(但し州や市により異なる) |
---|---|
ランチ平均: | 5~10$ |
物価: | 食料品を中心に高め |
家賃目安: | フラットシェアのシングルルームで600~700$ (場所により400$~など安価な場合も) |
ホームステイの 月家賃: |
750~850$程度 |
アメリカは、ワーキングホリデー制度こそないものの、英語力の向上を目指す人たちにとっては人気の留学先。留学生を受け入れる歴史が長く、語学教育の水準は非常に高め。ESL(English as a Second Language。英語を母国語としない人たち向けの教育プログラム)を実施する語学学校が多数存在するなど、体勢が整っています。また、政治経済・各種先端技術の発信地。インターナショナルな知識やスキルが身に付くと同時に、卒業後に現地大学への進学や現地企業への就職といったキャリアを描きたい人にもオススメです。
サンフランシスコ交響楽団などオーケストラが存在するほか、L.A.カウンティ美術館やゲッティセンター、サンフランシスコ近代美術館、デ・ヤング美術館など大規模なアートセンターが多数存在するほか、ロサンゼルスにはあのハリウッドが。アート志向の人には魅力的な土地柄です。また、ロックやR&B、クラブミュージックなど、音楽はかなり盛んで、パンクから派生したメロコアというジャンルも、草分け的バンドがカリフォルニア出身であると言われているほど。現代では、こうした音楽文化がファッションやカー・バイクカスタム、スケーター・サーファー文化などと融合し、西海岸系と呼ばれる独特のカルチャーを形成しています。
西海岸で盛んなスポーツとしては、サーフィン、スノーボード、スケートボードやBMXなど。興味がある人はぜひ挑戦してみましょう。スポーツ観戦では、ロサンゼルスといえばドジャース、サンフランシスコといえばジャイアンツ。とりわけジャイアンツの本拠地AT&T Parkはダウンタウンから地下鉄でわずか10分程度の身近さ。4月~11月は本場大リーグのゲームを観戦することができます。その他にもNBAプロバスケットボールやアイスホッケー、フットボールなどが人気です。
アメリカ西海岸の魅力は、なんといっても見所に溢れた都市部にあります。ディズニーランドやユニバーサルスタジオを初めとするテーマパークに溢れたロサンゼルス、ゴールデンゲートブリッジやシーフードを楽しめるサンフランシスコ、そして少し羽根を伸ばせばカジノで有名なラスベガス。まさに何でもありの環境は、街中を散策しながらショッピングやカフェなど、都会的な生活を志す人にうってつけ。もちろん、郊外に行けばグランドキャニオンやヨセミテなどの国立公園もありますから、休日に日帰り旅行を楽しんでみるのも良いかもしれません。
アメリカにはFビザと呼ばれる学生ビザがあり、大学院、大学、コミュニティーカレッジ、語学学校等への留学生はF-1ビザを取得することになります。それ以外のデザイン学校や美容学校、飛行機訓練学校などへの通学が目的の場合はM-1と呼ばれるビザの取得が必要です。なお、観光の場合、90日未満の滞在ならば基本的にビザは不要です。なお、アメリカにはワーホリ制度はありません。アメリカのビザ(Fビザを含む)はあくまで入国時の許可証に留まるため、滞在中に有効期限が失効しても、その後も合法的に滞在することができます。
詳細はアメリカ大使館をご覧下さい。
ロサンゼルスを初め、アメリカは凶悪犯罪が多いことで知られている一方で、ここ十年で大幅に改善したとも言われ、犯罪の発生する場所は限られています。とはいえ、人気のない場所や夜の一人歩き、裏道などは繁華街の近くであっても極力避けるよう注意する他、怪しい人とは目を合わせない、貴重品や高級ブランド品をこれ見よがしに身に付けない、目立った服装をしない、ぼんやりしない、などトラブルに巻き込まれない努力は怠るべきではありません。観光名所やテーマパーク、レストラン(主にバイキングなど)などで置き引きやスリ、ひったくりが多発しているほか、困っているフリをして金をだまし取る手口も多いようです。
緊急時は911をコール(共通番号につき、つながり次第、警察・消防・救急を選択します)。
また、アメリカの日本大使館・領事館はこちら『外務省在外公館リスト アメリカ合衆国日本大使館・総領事館』