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HOW TO親子留学

気になるハワイでの留学生活

― ハワイでは子どもたちはどのような学校に行くのですか?

渡部

基本的に2~5歳の子はプリスクールが多いと思います。ハワイのプリスクールは2歳~5歳まで。6歳からは小学校に通える年齢になりますから、プリスクールは通えなくなるんですよね。6歳以上の場合、YMCAのサマープログラムやサマーキャンプなどに通う子がほとんどですね。

上田

私の息子は7月生まれで、ちょうどハワイで5歳から6歳を迎えることになっていたので、預け先を探すのが本当に苦労しました。ハワイって結構、プリスクールの年齢制限に厳しいんです。

小賀野

5歳の場合はキンダースクールという選択肢もあるけれど、キンダースクールは語学ができないと厳しいですね。プレスクールは基本的に日本人留学生もウェルカム。でもキンダースクールは幼児教育の場でもあるから、教えることを受け入れられる学力がないとダメ。それにキンダースクールは4月と9月にしか編入が認められないんです。同じ学校でも、プリスクールコースとキンダーコースじゃ入学条件が違うんです。

― お子さんが学校に通っている間は、お母様たちは何をしているんですか?

渡部

私は語学学校に通ったり、リボンレイのスクールに通ったりしていました。

上田

私もコミュニティスクールの英会話コースへ。ハワイって、結構あちこちにスクールがあるんですよ。英会話コースも充実しているし、自由に参加できるフラダンスやヨガのスクールも多いんです。だからみんな子どもたちが学校に行っている間には、そういったスクールに通ったり。それからブログやミクシィで留学前に知り合いを作っておいて、現地で集まったりもしましたね。「わざわざ外国にまで来て日本人で集まるの?」って思うかもしれないけど、様々な環境にあるママとの交流、情報交換が楽しいんです。WMのわたしには普段、このように子育てママとの交流の時間ってあまり確保できないので・・。

小賀野

私は暇な時間には、来年のスクールのリサーチをしていました。結構、ハワイ留学ってクセになるんですよ。来年も行けたらいいなと思って。

上田

それから留学と言っても、ハワイで滞在する=日常生活はありますからね。子どもの食事を作ったり、洗濯したり、掃除したり。意外と忙しいですよ。

― お母様方の英語力はどの程度必要なんでしょうか?

渡部

どこの学校に行くかにもよりますね。日本語だけでOKのところもあれば、お母さんの語学力もマストなところもあります。

上田

でも常識的に考えれば、海外に行くわけですから、できなくてもしゃべろうとする意志は必要ですね。もちろん日本語オンリーで、日本人スタッフがいる学校を選ぶお母さんもいます。でもそれって夏休みを過ごす場所がハワイになっただけという感じ。学校は日本語が通じるところを選択できたとしても、日常生活は、観光客エリアを離れると英語です。どうせ行くなら、母親もスキルアップを目指してもいいんじゃないかな。

小賀野

何も起こらなければ、たぶん英語を話さなくても何の問題もないです。でも、警察沙汰とか、住宅のトラブルとか、子どもの病気などのトラブルに遭ったときくらいは、英語を話さないと。私が一番、英語の重要さを感じたのは病院。日本語が通じる病院は、ほとんど観光客向けの病院だから、そこまでしっかり診てくれないことも。現地の方が行く病院の方が、医療技術はちゃんとしているんです。娘の具合が悪くなったときに、最初は日本人向けの病院に連れて行ったんです。そしたらひどくなる一方で……。現地の方向けのエマージェンシールーム(ER)に連れて行ったら、もう、最初から対応が違うんですよ。テキパキしているし、医療費も安い。その代わり、日本語のできる人はいないんですけどね。

上田

そういうときにこそ、辞書片手にでも何とかやってやる!という勢いがないとダメなんですよね。エージェントに助っ人を頼んだら、もう一晩で100ドル、200ドル取られますから。結局のところ留学なんて、究極の自己責任。行くまでの準備は手伝ってもらっても、あとは自分の問題ですよね。どう転んでも頑張って行くしかないんです。誰かにお金を払って何かをしてもらおうというのではなく、サバイバルする能力を身につけないと。語学もそうだし、友達を作るのもそう。そうしないと、ただ子どもを引率しただけの癒し旅行に終わっちゃいますよ。

親子留学の魅力とは

― 親子留学を体験して、良かったと思うことを教えてください。

上田

正直、ハワイですから、メキメキ英語が話せるようになった、ということはないんですよ。語学以外で得たもののほうが、大きいです。異国で生活することによって、見聞が広がるし、いろんなトラブルに対応する中で人間的に成長できたのが良かったですね。

渡部

子どももすっごく変わりましたよ。物怖じしなくなりました。子どももママと2人ということを理解しているみたいで、何か変わってくれるんですよ。私、ハワイでは怒る回数が減りましたもん。

上田

そういう意味では子どもの精神的な自立というのを、かなり短い期間で促すこともできるのかもしれませんね。それから、日本にいるとき以上に、子どもとの関係が密になれるというのも留学の魅力ですね。

小賀野

ワーキングマザーは子供とずっと一緒にいられる時間が限られているので、子供と向き合える時間を大切にするというメリットがあるけれど、私のように家にいるママは子供といる時間が長いので、預ける事で自分時間を大好きなハワイで確保してリフレッシュ、子供との時間をもっと楽しめるというメリットがある様に思います。日本のプリスクールでは子供を預ける時間が9時から14時までと、本当に短くて。。。。ハワイでは9時から17時まで預けられるので自分時間を過ごすことで普段以上に子供との時間を楽しむことが出来ます。

上田

親にも子どもにもメリットはあるし、本当にみんなに行ってもらいたい。経済的な部分は、解決する方法はいくらでもあります。実際、1カ月間の留学のために、1年間ずっとパートをしてお金をためて留学を実現しているママだってたくさんいるんですよ。反対に、お金はあるけど休みがとれないワーキンマザーは、短い留学プログラムを探せばいいし、手はあります。

小賀野

留学のために頑張っているお母さんはいっぱいいるよね。ワーキングマザーはもちろんの事、シングルマザーだっています。働いていたらダメ、離婚していたらダメ、というイメージもあるけれど、思いのほか、色々なタイプのママがいますよ。

上田

というより、それくらい親子留学に魅力があるんですよ。不安に思う人は、まず経験者に話を聞いてみてほしい。経験者と話すことによって、すごく前向きになれと思います。これから私たちも、経験者と留学希望者の情報交換会をどんどん開いて行こうと思っています。私たちもいろんな情報を発信できるように頑張りますので、ぜひいろんなママたちに話を聞いてほしいですね。

※親子留学にご興味をお持ちの方はblog・HPでも様々な情報がありますので、ぜひチェックしてみてください。

blog:http://ameblo.jp/runmama-hawaii/

HP:http://www.runmama-hawaii.com/

撮影協力:ALOHA TABLE daikanyama forest

代官山にたたずむ、テラス付きのハワイアンダイニング。木のぬくもりあふれる店内では、ハワイアンBBQやアボカドとサーモンのロミロミなど、本格的なハワイアン料理が楽しめます。大人のリゾートを思わせるリラックス空間で、憧れのハワイ留学への思いを馳せてみて!

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