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HOW TO 大学院進学

MBA(Master of Business Administration)やLLM(Master of Laws)をはじめ、四年生大学を卒業した人が、海外でいっそう専門的な学問を究め、修士・博士号を取得するための手段として、外国の大学院へ進学する、という方法があります。大学卒業または同等の資格を有していれば、現在社会人の人も大学院への進学は可能です。

海外の大学院に行く意味

日本の大学院ではなく海外の大学院へ行く理由として多いのは、世界水準の教育を受けたい、というものです。もちろん日本の大学にも優秀な教員は多数存在します。ですが、世界ランクに名を連ねる有名トップ校ともなれば、国際的に実力を認められている教授やその学問の第一人者とも呼べるような研究者が教壇に立つ上、生徒も世界中から優秀な方が集まってきています。

また、専門分野を学びながら、国際的なスキルや視野を身に付けられる、ということです。現地の授業や研究についていくためには、高度な英語力が求められるため、大学院留学を通して語学力も高めることができるのです。つまり、単なる知識の習得にとどまらず、より高度な語学力とコミュニケーション能力を手に入れられる可能性があるのです。

但し、研究職を目指す人や学問を追究したい人でより高い目的意識を持った人だけが大学院留学の道に進むのではありません。例えば、大手企業の経営者やコンサルタントがMBAの資格を有していたり、法律の道を目指す人ならLLMは持っていて当たり前、という場面を目にすることがあるでしょう。志望する業種・職種によっては海外大学院での学位の修得が必須となる場合もありますから、将来的なキャリアヴィジョンの中で必要に駆られた人や、より可能性を広げたい人にも大学院進学は適しているといえます。

海外の大学院に進学するために必要なもの

海外の大学院には、日本の大学院のような、学校側が独自に行う入試は存在しません。その代わり、日本のセンター試験に相当する試験があります。この試験は、MBA関連校であればGMAT、それ以外の大学院はGREというように種類が分かれています(LLMは不要)が、いずれも教科は国語、数学、ライティングの3教科。但し、ここで言う「国語」はあくまで現地における国語、つまり英語であって、日本語ではありません。GMATもGREも日本人をはじめ外国人向けに特別に用意されているテストではなく、現地の大学卒業者向けのもの。つまり、正確に解いていくためには、かなり高度な英語力が必要とされます。

また、上記試験に加え英語力の証明として、海外大学院への進学では、TOEFLの受験およびスコア提出が義務づけられている場合がほとんどです。スコアの目安として、世界ランク20位以内に入るようなトップ大学院であれば120点満点中、100~110点程度のスコアを求められています。

但し、日本の大学院と異なるのは、試験結果だけで合否判断がされません。この他に出願時に提出する論文・エッセイ、大学の成績表(社会人の人は加えて職場での実績、大学院生の人は院の成績も必要)、教授または上司の推薦状、レジュメまたはC.V.や、面接時のインタビュー結果から総合して判断されます。

要求される試験
・TOEFL
・GMATまたはGRE(志望校・専攻により異なる。)
出願時に提出するもの
・論文・エッセイ(志望動機など)
・大学以降の成績表(大学院や職場のもの含む)
・推薦状
・履歴書/職務経歴書(レジュメまたはC.V.)
その他
・面接インタビュー(場所は現地・日本・電話から選べる場合がほとんどです)

志望校決定~入学までの流れ

一般的な秋入学の場合のスケジュール

入学の前々年以前 自己分析 どんな環境で何を学びたいか、規模、分野、学校に求める強みなど…まずは自分の目的と目標をはっきりさせます。
  TOEFL対策学習開始 TOEFLで100点以上を目指す場合、1年以上は勉強期間を見ておくべき。
前年4月~前年9月 志望校選び 上記目標に優先順位を付けながら、サイトや本を見たり、専門家に話を聞きながら志望校を決定します。
  GMATまたはGRE対策学習開始 TOEFLの勉強が大詰めになり、英語力がついてきたあたりで試験対策を
前年10月~3月 TOEFL、GMATまたはGRE受験 出願までに受験。志望校に必要なスコアを獲得しましょう
  キャンパスビジット(学校見学) 現地まで学校見学に行きます。同時に複数校まわるのが一般的。
  出願書類の用意・出願 MBAの出願時期は、留学生の場合通常1~3ラウンド制(出願のタイミングが第1期~第3期までの時期に分かれていて、どの締切に合わせて出すかは自由)。
  面接インタビュー 日本で受ける場合は日にちが決められていますので指定した日時を選びます。キャンパスビジットに行けなかった人は、それも兼ねてキャンパスに赴き、現地で受けるのも良いでしょう。
前年12月~5月 合格通知 日本の大学院に比べてかなり早め、入学の半年近く前には合否が知らされます。
5~8月 渡航 入学の数ヶ月前に渡航し、語学学校に通ったり、現地生活の基盤を作ります。まだキャンパスビジットに行くことができていない人はここで。
9~10月 入学  

語学留学と異なり、大学院留学では最初から高い英語力(TOEFL)が必要となります。また、出願方法や応募書類の作成の複雑さ、そして自分に合う志望校の選択など、考慮・検討すべきことが多く、一般的には専門家のレクチャーのもとで学習や出願などの一連の流れをこなしていくことになります。次のページに、TOEFL・GMAT/GRE、出願書類作成、大学院留学指導を一貫して行う、『海外生活サプリ』オススメのプロフェッショナルをご紹介します。

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