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HOW TO 中高生留学

語学力の向上や、日本では学べない専門分野の学問など、留学の目的は人それぞれ。しかし中高生の留学は、学問以上に得られるものがたくさんあります。さっそく中高生の留学の意味や留学の種類、実際の手続きなどについて見て行きましょう。

中高生留学の意味

中高生は一番多感な時期。「将来の目標もまだ見えない」という子供たちがほとんどです。逆に言えば、まだまだ頭が柔軟だということ。そんな時期に、海外で日本以外の文化や価値観に触れることは、将来への選択肢や視野を広げることにつながります。また誰にも頼ることのできない環境に身を置くことで、自分ひとりで考え、そしてアクションを起こすというリビングスキルを伸ばすこともできるのです。

多感な時期に親元から離すことで、家族の絆が弱くなるのではないか。日本人としてのアイデンティティが弱くなってしまうのではないか。ご家族からはそういった不安の声が聞こえることもありますが、効果はむしろ逆。留学先でひとりで生活することで、子供たちは家族や周囲の人たちがどれだけ自分のために手を尽くしてくれていたかに気づき、感謝の気持ちを覚えます。また日本国内にいれば、自分が日本人だということを意識することはまずありません。ところが海外では“Are You Japanese?”と聞かれることが多々あります。海外にいるときのほうが自分が日本人であることを、強く意識できるのです。

中高生留学の種類

中高生の留学には、さまざまな選択肢があります。本格的に学問をしたいのか、海外に行くという体験をしてみたいのか。目的に合わせて選ぶことが大切です。

私立寮制学校留学(Boarding School)
アメリカ/カナダやヨーロッパ、オーストラリア/ニュージーランドなどにある寮制の中等教育学校への留学です。生徒だけでなく、教師も寮で暮らすことが多く生活全般をサポートしてくれます。教師の質も高く、規律もしっかりしているため、高いレベルの教育を受けることができます。ボーディングスクールには、有名大学への進学を目指す学生のためのプレップスクールや、自己管理能力を伸ばすためのミリタリースクール(士官学校)など個性的なスクールがあり、小学生から高校3年生まで留学生を受け入れています。留学費用は国によって異なりますが、アメリカなら年間500万円程度。入学するには、英語力を示すSLEPまたはTOEFLテストの結果、作文や面接、学校の先生の推薦状などが必要になります。またヨーロッパのボーディングスクールでは、現地で独自の入試を用意している場合も多くあります。
ホームステイ
ホームステイをしながら私立・公立学校へ留学するケースです。授業料やホームステイ料金としてかかる金額は年間約200万円。入学するのはそこまで難しくはありません。寮制学校に比べて規律も緩やかなので、自分をしっかりと律することができる学生に向いています。
サマースクール
夏休みを利用した短期留学で、小学校低学年から参加することもできます。有名学校で寮生活を体験できるサマースクールや、キャンプなどで国際交流をはかるサマースクールなど、種類もさまざま。世界中から集まった学生同士で交流することができます。将来的に長期留学を考えている場合の体験留学としてもおすすめです。

留学前の準備

では、実際に留学をする前には、どんな準備が必要なのでしょうか?

英語の単語力のUP
英語塾や英会話スクールに通う方法もありますが、日本国内にいながら短期間で英語力をUPするのは実はとても難しいこと。留学先で実際に役に立つのは、話すテクニックではなく単語力です。行ってしまえば、単語だけでなんとか会話をすることは可能です。したがって留学前には、英単語を暗記し、英語のボキャブラリを増やすことに時間をかけましょう。
基本的な生活習慣を身につけること
食器を片づける、洗濯ができる、掃除機が使えるなど、基本的な家事を身に付けておきましょう。海外生活をする上で、そこから始めるのでは無駄な時間が増えるだけです。生活するのに必要な基本的なスキルは日本で身につけておくこと。
自分の家族のルーツを知ること
海外の学生たちは、自分の家族のルーツを本当によく知っています。曾祖父がどんな職業をしていたか、先祖が何をしていたか。それに対して日本人の学生たちは、自分のルーツに関心がありません。せめて自分の両親が何をしているのか、兄弟が何をしているのか、また祖父母がどんな経験をしているのか、英語で話せるようにしておきましょう。海外では、そういった話をするときが必ずあります。そのときに自分の話ができて初めて、海外の学生たちと対等に渡り合えるのです。

留学までの流れ

志望校選び インターネットや留学会社のカウンセリングなどを利用して、志望校を決定します。国で選ぶのではなく、何を学びたいかで選ぶのがポイントです。留学生のご両親はしっかり予算をたてて、無理をしないことが大切。また出願時には、SLEPテスト(Secondary Level English Proficiency Test)と呼ばれるテストで一定基準の点数をとる必要があります。しっかり勉強をして、出願までに必要な点数を獲得しておくこと。
出願手続き 出願予定校から願書を取り寄せ、必要書類を作成し、出願をします。推薦状が必要な場合は、学校の先生(英国数の担当教員や校長先生)に推薦状をもらいます。また現地で面接がある場合もあります。
合格・渡航準備 合格通知・入学許可証が届いたら、いよいよ渡航準備です。ビザ取得、航空券の予約/購入、海外留学生保険に加入するなどの手続きをします。
入学  

大学に比べ、海外の中学・高校に対する知識に通じている人はあまり多くいません。中高生留学は、専門家のカウンセリングや留学会社のサポートを受けて、より自分に合った学校やプログラムを探すことがおすすめです。次のページでは『海外サプリ』オススメの中高生留学支援会社をご紹介します。